ダーニングハウス / 金物補強

光の加減で大工さんの背中がいつもよりカッコ良く感じました。ちょうど木くずにスポットライトが当たっていますが、現場はとにかく埃が舞うのでマスクが必須。毎日木くずにまみれで作業する大工さんに感謝です。

広角レンズで効率的に撮影。
昨年、一眼レフ用の広角レンズにヒビが入り、途方に暮れていましたが、スマホ用のクリップ式レンズというものがあって助かりました。端部に歪みがありますが、現場記録用だったらコレで十分!

今日は天気がいいので天井も撮れました。なんと2階床根太にヒノキが使われていました。見えないところも妥協なし。最高峰を目指していたことが伺えます。

補強金物。以外と小さい?もともと、家全体にバランス良く筋交いが配置されていたので、少ない補強で耐震基準を満たすことができます。旧耐震物件ですが、耐震補強を行うことで耐震基準適合証明書が取得でき、住宅ローン控除を10年間にわたって受けることができます。数百万円の税制優遇になるので、大きいですよね。

補強金物アップ。余談ですが、小嶋の自宅「こぢこぢの家」のマンションはギリギリ新耐震物件だったので、ペラ紙1枚で耐震基準適合証明書が取得できました。

2階寝室の補強箇所。4箇所の金物補強のために、壁を全面やりかえるのもね・・・ここは大胆に割り切る部屋ですので、最小限の補修で済ませ、LDKに予算を回しましょう〜!

リトルコーナーという補強金物。その名の通り、1階よりもさらに小さい。このために4箇所穴開けたのか〜と思いながらも、こいつのおかげで家の耐震性能も上がるし、税制優遇も受けられるので、感謝しないといけませんね。

そうそう断熱について、もちろん全部やりかえるのがベストですが、割り切って既存グラスウールをそのまま生かすことにしました。金物設置作業のためにグイッと下げてある既存グラスウールをグイッと元に戻すだけです。家の内壁全部剥がしてやりかえたら数百万円必要です。LDKを賃貸アパート並みのローコスト仕様にしても全部屋やりかえられるかどうか・・・Hさんにとっては家全体の断熱性能よりも心が満たされる素敵なLDKが優先。「心地いい家」の基準はいつだってお施主さんの心の中にあります。

※ちなみにLDKは断熱をやりかえます。
※既存断熱がペラペラではないということもLDK以外の断熱を妥協できる理由のひとつです。