久が原のコートハウス / 削りレンガタイル

2020年11月某日

久が原の家でもレンガタイルの施工を行いました。
Borbourハウスの仕上げ方とは異なり、こぢこぢの家同様、レンガタイル全体を目地ごと研磨する(削り込む)方法を採用しました。

下地ベニアにボンドを塗布し、端部から張り始めます。
壁や天井と接する箇所はグラインダーの歯を当てることができないので、予め研磨しておいたものを使用します。

一面貼り終えたところ。めっちゃ派手・・・

目地職人さんが熟練の手捌きで目地を入れていきます。タイルを張る職人さんとは別に目地入れ専門の職人さんがいるんです。

タイル表面から出っ張っていた余分な目地を掻き落としておきます。こうしておくことでタイルを研磨する際、目地材の削りカスを減らすことができます。


こぢこぢの家を施工した2018年時点では、TLCアソシエイツの木皿さんもまだ削りレンガタイルの施工方法を確立できておらず、目地を掻き落とさずに研磨していました。

その時の写真がこちら。小嶋も削る作業を行いましたが、その際の透明度は50センチくらいでした。笑

さて、話を久が原の家に戻します。

目地工事完了。

記念にパチリ。
真ん中が木皿さん。両サイドは目地職人のご夫婦。奥さん、キマってます。

一週間後、いよいよ研磨の日。

まずは削りやすい位置で、研磨の深さを確認します。

一度削ったタイルを元に戻すことはできないので、慎重に削っていきます。

こちらの面も研磨開始。

ん〜、ちょっとワイルド過ぎかな・・・。
予想はしていたが、やっぱりかなり削り込んだ感じの方が小嶋の好み。
職人さんにはお手数ですが、ガッツリ削り込んで頂くことにしました。

削りカスの粉塵でちょっと分かりづらいですが・・・いい感じ。

近くで見るとこんな感じ。レンガというより、もはや石。ものすごい存在感。

これにて削りレンガタイル工事は完了。

外壁工事も進んでいます。ベージュに見えるのは外壁下地の防水紙です。

中庭の木製サッシ。断熱性能もさることながら、見た目も抜群!

早く足場が取れないかな〜。



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