イロハモミジの家 / 始動

西鎌倉にて新築住宅の設計が始まりました。

敷地は丘の上の住宅地にあります。
周辺を歩いてまわると、何だかとてもゆったりとした時間が流れているように感じました。

敷地は鎌倉市の風致地区条例がかかるエリアにあります。

高さを8m以下にすること。
外壁を隣地から1m離すこと。
敷地内に20%以上の緑化を行うこと。

というのが主な制限でしたが、40坪の敷地にとってはそれほど大きな制約とは感じませんでした。

むしろ、敷地境界からお互いに1mづつ離れて家を建てるというのは、採光・通風にとってとてもありがたい決まりのように感じました。高さについてもお互いの庭が日陰にならないための決まりですし、緑化についても季節感を感じることができる街並みを皆でつくろうという決まり。

都心で建築の計画をするとき、法律や条例は厳しい規制としか感じたことがありませんでしたが、鎌倉市の風内地区条例は、お互いに気持ち良く暮らすためにちょっとした決まりを守りましょう、というポジティブなもののように感じました。

西鎌倉が持つ街の雰囲気に馴染むOさん達らしい家。
今からとても楽しみです。