馴染む家 / 無垢の木の作業台

この家のために、こぢこぢがデザインした作業台。
下地等に合板を使用していますが、ほとんど無垢の木でできています。
シンプルな空間だからこそ、そこに置かれる家具の印象は重要だと考え、ちょっと贅沢な作りにしています。

製作を依頼したのは三重県で活動している木工作家の近澤さん。これまで、湯河原の別荘の作業台、本とともに暮らす家のテーブル、大谷石の家のテーブル、こぢこぢの家のカウンターを作ってもらいましたが、箱物家具は初めてです。

※不陸のある床にピッタリ合せるため、家具の下面をカンナで削っているところ

節の位置や色の濃淡のバランス、扉の目地のランダム感等、打ち合わせを何度も重ねながらディテールを詰めていき、ようやく完成にこぎつけました。

その甲斐あってか、上品さと力強さを感じる存在感抜群の作業台に仕上がっていました。

早く床の養生をめくってフローリングに置かれた姿が見たいな〜