広島への旅 / 1日目
小嶋が所属している田園都市建築家の会のメンバーと共に、1泊2日の研修旅行に行ってきました。
行き先は広島。
目的は賛助会員企業2社の工場見学と広島建築見学。そして懇親会。笑
1日目。
広島駅に到着。みんな楽しそう。笑
まずは、ニューヨーク近代美術館MoMAを設計したことで知られる谷口吉生さん作、広島市中工場(ごみ処理場)へ。
美しい構成と考え抜かれたディテールに圧倒されました。早速、皆でパチり。笑
お昼にお好み焼きを頂きました。焼きそばがパリパリしてて美味しい〜!
後ろに写っている飲み物?気付いちゃいました?笑
おたふくソースの情報発信基地「Wood Eggお好み焼館」
不思議な建築。
そして、いよいよステンレスキッチン専門メーカー松岡製作所の工場へ。
みんな興味深々。先ほどとは打って変わって真剣な顔つき。
ステンレスの板をレーザーカット。シンクの入り隅部分です。
折り曲げるとこんな感じ。こうやって入り隅をRにするのね。汚れが溜まらず衛生的。
超絶細かなアルゴン溶接。
こうやってバイブレーション仕上げにするんですね。
想像以上に手作業が多くて驚きました。専門メーカーならではのこの美しい仕上がりは職人さん達の技術力によって支えられているんですね。
もっと安くして〜なんて簡単に言えなくなっちゃうな・・・笑
お次は、鋳物ホーロー浴槽メーカーの大和重工さんの工場見学へ。バスで1時間の移動です。
日本昔話に出てきそうな田園風景が広がります。
ずいぶんと山深いところまで来ました。
日本で唯一の鋳物ホーロー浴槽工場へ到着。
作業着とヘルメット着用で、いざ工場内へ。
鉄を溶かしてます。あっつ!
砂で鋳型を成形。凸に凹の型をかぶせます。
溶かした鉄を流し込みます。すごい迫力!
鋳物のバスタブが並んでます。
バリを取るために研磨します。
バスタブが移動中。
ホーローにするために鋳物バスタブを一旦熱します。
熱々に熱した鋳物バスタブにフリットと呼ばれるガラスの粉を少しづつ振りかけます。厚さを均一に振りかけるには熟練の技が必要だそうです。
こちらが完成品。10円玉で擦ってみると、何と!10円玉の方が削れてしまいます。硬いとは聞いていましたが、ここまでの硬度とは驚きました。
お湯だけでなく、バスタブ自体からの熱で体を温めてくれる鋳物ホーロー浴槽。お風呂好きの方には絶対おすすめです!
今日の見学会はこれにて終了。広島市内に戻りま〜す。
ものづくりの現場は本当に学ぶことだらけでした。本日はお疲れ様でした〜。
明日は自由行動ということで、小嶋は一度行ってみたかった尾道に一人で行ってきます。