インターンシップ 2016 模型

今年も芝浦工業大学システム理工学部環境システム学科の3年生がインターンシップに来てくれました。
2012年からなので、彼で5人目です。

システムという文字が2回登場するこの学科名に「建築」という文字が入っていないことにお気づきでしょうか?「都市・建築・環境」をまんべんなく2年間勉強した後、3年生から1つのコースに絞り込むというシステムの学科なんだそうです。

もちろん彼らは建築コースを選び、こぢこぢへ送り込まれてきた訳ですが、身に付けてきたスキルも建築学科の学生とは全く違うんですね〜。
彼らの学科では、模型を一切作らず、スタディから図面、CG、全てを「ベントレー」という3次元CADで行うという設計スタイル。模型を作ったこともなく、こぢこぢで使用しているCADも使えない彼らに何を手伝ってもらいましょうかね〜。

何はともあれ、彼らにとっては一生に一度の貴重な10日間。
せっかくなので、何かを感じとってもらおうではありませんか。笑

ということで、やっぱり「模型」!

ここでことさら模型の重要性を語るつもりはありませんが、とにかく体験すればわかるでしょう。

インターン2016

インターンのIくん。
図面を見ながら、指先と脳を使って模型を立ち上げるという一連のプロセスはどうだった?
そろそろ「本とともに暮らす家」が体に染み込んできたんじゃない?
その模型の50倍の空間が実際に出来上がるんだよ!
想像できる?

来年2月、竣工した実物の「本とともに暮らす家」を体感した時、建築をつくる本当の喜びを感じてくれれば嬉しいです。