Barbourハウス / ビンテージの拘り

お引き渡し後になりましたが、ビンテージJieldeを無事に設置することができました。

部屋の隅をウォールランプで補助的に照らすことを提案したのは7ヶ月前のこと。

以来、ヤフオク やアンティークショップを中心に照明を探していたお施主さんでしたが、コロナの影響でアンティークの入荷が完全にストップしてしまい、納得のいく照明を見つけることができないまま時間が過ぎていきました。引き渡しが数週間後に迫ったある日、ついには「現行品のJieldeでいっかな」との発言がありました。

お施主さんが良ければそれで良いかな?とも思いましたが、質感にこれだけ拘ってきたBarbourハウスに現行品のピカピカJieldeで妥協するのはどうなんだろう・・・

もしお施主さんが新品とビンテージの両方を見ていたら恐らく新品は選ばない筈。(現行品は金属素地にウレタンクリア塗装仕上げ、ビンテージ品はウォーターグリーンのオリジナル塗装を剥離後、黒染めで仕上げるのが一般的)

鈍い輝きの黒染め仕上げ

そこで、以前からお世話なっているアンティークショップにコンディションの良いビンテージJieldeがないか聞いてみることにしました。

ヨーロッパのアンティークマーケットが開かれていないので、現地ディーラーでも仕入れることが難しい状況とのことでしたが、フランスのディーラーに直接掛け合ってみるとのお返事。

一度は断られたそうですが粘り強く説得した結果、何とか極美品を手に入れてくださいました!

凹みのない完璧なシェードには初期のグリーンタグ

質感に拘るお施主さんの想いがこぢこぢ→アンティークショップ→フランスのディーラーへと伝わり、Barbourハウスにしっくりと馴染む照明を設置することができました。

アンティークショップのY社長、ご尽力くださりありがとうございました!