こもれびハウス / アンティークを取り巻く想い(6)-完結編

絶対に何か方法があるはずだ!

凹凸の確認

インターネットで調べてみたところ、木の表面を削る電動工具には大きく分けて3種類あることがわかった。どうやらこぢこぢが使っているサンダーは仕上げ用で、最も弱い工具のようだ。そして、ベルトサンダーという工具が一番パワーがあることがわかった。早速、工務店にベルトサンダーを持っている職人さんがいないか聞いてもらったが、誰も持っていなかった。あまりメジャーな工具ではないらしい。

もしかしたらリースで借りれるんじゃないか?

聞いてみると、レンタル可能という返事。諸々含めると1万円程コストがかかるし、本当に上手くいくのかはわからないが、試してみる価値はありそうだ。早速、お施主さんに確認したところ、二つ返事でokをもらった。

そして、いよいよベルトサンダーをテーブルに当てがってみることに。

ベルトサンダー

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すごい!
左半分が元の状態、右半分が削った状態。全然違う!

角

角もこんなに滑らかに!

Fさん確認

Fさんもテーブルを手のひらでスリスリしながら思わずニンマリ。奥さんもきっと喜んでくれるだろう。

テーブル奥さん

後日の現場打ち合わせで、奥さんにテーブルを確認してもらったところ、最高の笑顔で答えてくれました。赤ちゃんも何だか嬉しそう?

テーブル塗装

そして最後に自然塗料でフィニッシュ!

こぢこぢ事務所にテーブルが到着してから9ヶ月。紆余曲折あったが、ついに関わった誰もが納得のいく最高のテーブルが完成した。

Fさんご 家族の暮らしを受け止めるテーブルとして、また、室内に差し込む木漏れ日の受け皿として、これから何十年と使われ続けていくだろう。そしていつの日か、お子さん、お孫さんへと受け継がれていくのかもしれない。既に100歳を超えているこのテーブルには、是非、200歳、300歳と歳を重ねていって欲しいものだ。

最後になるが、Fさんの想いを受け止め、快く協力してくれた現場監督のMさん、大工のAさん、そして、このテーブルに携わった全ての方々にこの場を借りてお礼を言いたい。

本当にありがとうございました。

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