裾野の家 / 高いところから失礼します
「裾野の家」の上棟式を行いました。
木造の軸組(構造フレーム)が完成する「上棟」という節目は、家づくりの全過程の中でも最も「おおおおお!!!」と感じる日ではないでしょうか。
前日まで基礎の上に土台が乗っていただけなのに、たった1日で家の骨格が立ち上がってしまうんですから。
建主のSさんから最初に家づくりのご相談を受けたのは1年以上前のこと。以降、図面や模型で検討を重ねてきた「裾野の家」が、実物大のフレームとなって今、目の前に!
バーチャルの中では散々歩き回り、体感していたつもりの空間ですが、いざ実物大の家の中へ入ると、いつも何とも言えない不思議な感覚に陥ります。
ドキドキワクワクしながら空間を歩いていくと「あれ、思ったよりも大きいような・・・いや、小さいような・・・でもやっぱり・・・」と繰り返し、結局最後はいつも「イメージ通り!」となるんです。笑
そんな特別な体験ができる上棟の日ですが、なんと今回は「餅まき」付きの上棟式でした!
都内では餅まきをしないことが当たり前という風潮ですが、裾野市では減ってきてはいるものの、まだまだ行われている習慣のようです。
さて、いよいよ餅まきの時。
ご近所さんとご親戚合わせて100人以上は集まったんじゃないでしょうか。ワイワイガヤガヤ、まるでお祭り!
KOJIMAが撒くお餅やお菓子に一喜一憂するご近所さん達。
そう、気分はまるでロックスター!
ああ、餅まきって最高!!!
いやいや、そっちの感じの方じゃくて、、、
こぢこぢ初の餅まきは、むしろ「沁みたな〜」という感じの体験でした。
建主さんと共に作り上げた軸組という舞台に立ち、建主さんや僕をはじめとする工事に関わるメンバーがお餅を撒き、ご近所さん達がそれを喜んで受け取る、この一連の出来事は「ここにこんな家をつくりますよ。こんなメンバーで建てますのでよろしくお願いします。はい、こちらこそよろしくお願いします。」と置き換えられるんじゃないでしょうか。
ご近所さん達に温かく迎え入れて頂いた感じがして、嬉しく楽しい時間を過ごすことができました。
「餅まき」ってそういうことだったんですね!
建主のSさん、貴重な体験をさせて頂きありがとうございました。