Barbourハウス / 解体工事
10月初めに解体工事が始まりました。
まずは既存住宅の写真をごらんください。
遮音シートが裏張りされたフワフワの踏み心地のフローリング。
とても眺望の良い物件です。
バルコニーに面して寝室とLDKが並ぶ間取りに4枚建ての間仕切り壁。
LDKに面してカウンターキッチン。
解体スタート。
壊すことよりゴミを袋にまとめて搬出することに時間と手間がかかります。
写真中央右側に赤い柱のようなものが見えますが、上下階の住戸を貫通している排水縦配管(PS/パイプシャフト)です。動かすことができない配管なので、間取り変更を検討する際、最も足かせになる存在です。
2003年竣工の築浅物件ということもあり、設備配管が整然と敷設されています。
供用廊下側。壁の黄色い部分は発泡ウレタン(断熱材)が吹き付けられています。
界壁側の壁は断熱不要なのでコンクリート駆体が剥き出しです。
鉄の突起物は型枠を固定するためのセパレーターという金物。
改装プランでは邪魔になるのでハンマーで叩いてポキっと折ります。
このままでOKの箇所もあるのですが、壁にレンガタイルを貼る範囲はこの少しの出っ張りも取り除く必要があります。
サンダーで削り平にします。
これくらいの厚みなら、タイル下地のモルタルで埋っちゃうでしょ〜と、ここまでは解体屋さんがやってくれました。
レンガタイルを施工するTLCアソシエイツの木皿さんが状況確認。
ん〜これくらいでも下地をひろっちゃいますね、と。
六角形のところはクルクル回せば外れることがわかりました。
あとはこの小さな出っ張りを削れば完璧。
その作業はレンガタイル工事で行うことになりました。
当たり前のことですが、建築現場はいつくもの専門工事を順番に行なっていく作業です。お互いに声を掛け合いながら完成に向かって丁寧にバトンを繋いでいくことが大切です。
次回はレンガタイルの施工について書きたいと思います。
※来年の3月頃に完成見学会を予定しています。